こんにちは、デザイン本部エクスペリエンス戦略室(エクスペ室)の小原です。今日はデザイン本部の取り組みについて紹介させてください。
「マーケティング×デザイン思考」の授業に「お題」を提供
昨年度より、小原の大学時代の恩師の吉橋先生、青山学院大学の黒岩先生から、青山ビジネススクール(青山学院大学のMBAプログラム)の「マーケティング×デザイン思考」の授業:MPP(マーケティング・プランニング・プロジェクト)への、企業スポンサーのご依頼をいただきまして、2年連続でエクスペ室から「お題」を提供させていただいています。
MPP(マーケティング・プランニング・プロジェクト)とは:製品・サービス開発やブランディング、チャネル政策、コミュニケーション政策など、実際の企業のマーケティング上の課題に対して、チーム毎に調査・分析を行い、組み立てた解決策をその企業へ提示します。そのプロセスは、企業からのオリエンテーションで始まり、顧客のニーズを定量的および定性的に調査・分析したり、自社製品や競合製品を消費者の立場で使用したりと、フィールドワークを中心に実施します。また、先進事例の研究、マーケットリサーチ、デザインシンキングなども取り入れ、提案内容を吟味していきます。最終的には、企業へ提案内容のプレゼンテーションを実施して、企業から評価を受けます。企業が提案内容を実際に実施する可能性があるので、企業側も真剣に対応してくれ、リアリティの高い学習が繰り広げられています。
熱量高く発表をする学生の皆さん
お題は「ヘルスケア×コミュニケーション」
6月初旬、中間発表ということでエクスペ室メンバーの成塚と一緒に青山学院大学17号館(学食のあるビル)に行ってきました。
僕らから出したお題は「ヘルスケアの課題をコミュニケーションの力で解決する」です。お題の前提としてDeNAグループが取り組んでいるサービス領域で、ということで、そのなかでも学生の皆さんにも共感いただきやすいかなと考え、このお題にしました。
発表にフィードバックをする小原と成塚
中間発表は各チームの「How might we…」
夜間(evening)の大学院ということで、日中働いている社会人学生の方も、学部から大学院に進学された学生の方も一緒になり、異業種混合のワイワイしつつも、ビジネススクールならではの熱量が高い雰囲気でした。まだ中間発表ということで、リサーチやインタビューを終えて「How might we…」を探索している段階だそうですが、どのチームも「罪悪感」や「自己肯定」など感情に着目した問を立てようとしており、非常に興味深いものでした。
最終発表は7月末ですが、いまからどんな企画案になるか楽しみにしています!
教鞭をとられている黒岩先生と吉橋先生